【GRAND SEIKO】本当は違った?大谷翔平選手のグランドセイコー(GRAND SEIKO)【2023年12月26日公開記事】
セイコー(SEIKO)が所有する高級ブランドで
グランドセイコー(GRAND SEIKO)は、日本の腕時計メーカーの象徴です。
〇グランドセイコー(GRAND SEIKO)の歴史
グランドセイコー(GRAND SEIKO)は、2017年セイコー(SEIKO)から独立し、
デザイン上の制約がない国際ブランドとして急速に成長しています。
その背景には、セイコー(SEIKO)との歴史的結びつきや独自の進化があります。
グランドセイコー(GRAND SEIKO)の独立によりその魅力は一層際立ち、世界的な注目を集めています。
セイコー(SEIKO)は140年以上にわたる歴史を持ち、時計界で数々の革新をもたらしてきました。
1969年には初のクォーツ式時計「アストロン(ASTRON)」を、
そして1999年には独自の「スプリングドライブ(SPRING DRIVE)」を搭載した時計を発表し、その先駆性で知られています。
1881年、時計修理と販売を手掛ける「服部時計店」が起源で、
1892年に「精巧な時計を製造する」という理念のもと「精工舎」を創設。
1913年には国内初の腕時計「ローレル(LAUREL)」を発表しました。
その後、1923年の関東大震災で全焼するも、
次の年に「セイコー(SEIKO)」ブランドを冠したモデルを発表し、新たなスタートを切りました。
1959年には、爪レバー方式の両方向巻き上げ式「マジックレバー(MAGIC LEVER)」を実用化。
この画期的な機構を搭載した自動巻き腕時計「ジャイロマーベル(GYRO MARVEL)」は、瞬く間に世界を席巻し
自動巻き腕時計の普及に大きく貢献しました。
1960年輸入腕時計の関税緩和が迫る中、セイコー(SEIKO)はスイス高級腕時計に対抗すべく、
国産最高級腕時計として初代「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」を世に送り出しました。
「44GS」と「62GS」は1967年に登場し、「セイコースタイル」を確立。
そして翌年、「61GS」はマジックレバー方式を採用した3万6000振動/時の高精度自動巻きモデルとして発表されました。
ブランドは、一時期休眠状態に入りましたが、1988年には高精度のグランドセイコー(GRAND SEIKO)
初のクォーツ式時計「95GS」で復活を果たします。
さらに、2004年のモデルではセイコー(SEIKO)独自の駆動方式「スプリングドライブ(SPRING DRIVE)」を採用しました。
さらに、初代の造形とデザインを忠実に再現した、
グランドセイコー(GRAND SEIKO)の初代モデルが2020年に復刻モデルが登場!
1960年に誕生した初代グランドセイコーの復刻モデルが登場!https://t.co/VmZCbMp0As pic.twitter.com/bLWjHbZwuM
— 集英社UOMO(ウオモ)編集部 (@UOMOshueisha) July 29, 2020
〇グランドセイコー(GRAND SEIKO)のデザイン性
このブランドがスタンダードなブレスモデルを選んでいる理由は明確です。
他のブランドがスポーツモデルやドレスウォッチに焦点を当てる中で、
グランドセイコー(GRAND SEIKO)は、ビジネスでもプライベートでも違和感なく活躍する時計を提供しています。
そのシンプルでスタンダードなデザインは、どんな場面でも違和感なく馴染み、使いやすさを保っています。
若々しいスポーツモデルなどのデザインは時と共に合わなくなることもありますが、
グランドセイコー(GRAND SEIKO)のデザインは長期間にわたって使い続けられる優れた柔軟性を持っています。
これが、グランドセイコー(GRAND SEIKO)の魅力の一端を担っているのです。
グランドセイコー(GRAND SEIKO)の高い評価は、高性能なムーブメント(MOVEMENT)に根ざしています。
彼らはムーブメント(MOVEMENT)の開発から始め、組み立てや検査など全工程を自社で行います。
その中でも新しいグランドセイコー(GRAND SEIKO)規格に適合するキャリバー9Sや10振動でありながら
80時間の連続駆動を可能にしたキャリバー9SA5など、目覚ましいムーブメント(MOVEMENT)の開発があります。
さらに月差10秒、120時間のパワーリザーブ(POWER RESERVE)を持つ、スプリングドライブ5DAYS(SPRING DRIVE 5DAYS)や、
極めて高度なクオーツムーブメント(QUARTZ MOVEMENT)であるキャリバー9Fなども特筆されます。
すべての工程が熟練の技術者による手作業で行われるのは、グランドセイコー(GRAND SEIKO)の独自性です。
大量生産が難しい点も価格に反映されています。
彼らの高い評価の一因は、厳選された高品質素材の使用にあります。
エバーブリリアントスチール(EVER BRILLIANT STEEL)やブリリアントハードチタン(BRILLIANT HARD TITANIUM)など、
海洋構造物にも使用される高性能素材を採用しています。
特殊金属の開発も、ぜんまいなどの部品にも取り組んでいます。
さらに、セイコー(SEIKO)から発展した高級ブランドであることも、グランドセイコー(GRAND SEIKO)の価値を高めています。
セイコー(SEIKO)は初のクオーツ(QUARTZ)腕時計を世に送り出し、世界的に信頼される企業です。
セイコー(SEIKO)から独立したグランドセイコー(GRAND SEIKO)は、その背景だけでも十分な価値を持っています。
また、セイコースタイルと呼ばれる独自のデザインも、グランドセイコー(GRAND SEIKO)の評価に大きな影響を与えています。
光と影のコントラストや、平面をなす和の様式にインスピレーションを受けたセイコースタイルは、
グランドセイコー(GRAND SEIKO)の独自の美学として腕時計に生かされています。
〇大谷翔平選手
大谷翔平選手は、メジャーリーグでの活躍と共に、グランドセイコー(GRAND SEIKO)を愛用することで知られています。
大谷翔平選手とセイコーウォッチ株式会社(SEIKO WATCH CORPORATION)はスポンサー契約を交わしており、
特に注目すべきは、彼に贈られた「SLGH005 エボリューション 9 コレクション(SLGH005 EVOLUTION 9 COLLECTION)」モデルです。
このモデルは、2021年のMLBアメリカン・リーグMVP受賞を記念して作られ、
「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2021(GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2021)」の
「メンズウォッチ賞(MEN’S WATCH PRIZE)」を受賞しました。
このモデルは、キャリバー9SA5を搭載し毎時36,000振動と80時間の駆動を実現。The Grand Seiko Hi-Beat 36000 80 Hours Wins the Men's watch prize at the 2021 Grand Prix D’horlogerie De Genève.https://t.co/XRihZwRs0y pic.twitter.com/ZRQkYlQaxl
— Grand Seiko India (@GrandSeikoIndia) January 1, 2022
高品質かつ高性能であり、10気圧の防水性も備えています。
40ミリという日本人の腕にフィットしやすいサイズであり、岩手県の工房で製造されている点も特筆されます。
文字盤装飾は白樺林をイメージしており、その印象も強く残ります。
第5回ワールド・ベースボール・クラシック2023(WBC)での日本代表の優勝は大きな話題となりました。
特に注目を集めたのは、MVPに輝いた大谷翔平選手と、ラーズ・ヌートバー(LARS NOOTBAAR)選手の
明るいキャラクターとガッツ溢れるプレーでした。
大会終了後、大谷翔平選手がラーズ・ヌートバー(LARS NOOTBAAR)選手に
この「グランドセイコーSLGH005 白樺モデル」を贈ったことも話題となりました。
大谷翔平選手からは「もし2026年のWBCに戻ってこなかったり、他の国を代表したりしたら返してもらうからね」という条件がついていました。
さらに、米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平選手がヌートバー、次回も日本代表入りに意欲「もちろんだ」
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 24, 2023
大谷から約束の時計 https://t.co/mREllr3uAe
大谷翔平から、時計を贈られたと明かし「2026年に(日本代表に)戻ってこなかったり、他のチームで出場したりしたら返さなくてはいけないんだ。握手して約束したようなもの」とうれしそうに話した
12月14日の入団会見でつけていた腕時計がグランドセイコー(GRAND SEIKO)。
大谷翔平選手の腕時計に関する情報が新たに浮上していました。
最初は、男性ファッション誌が報じた「SBGM221」とされていましたが、最近では別のモデルの可能性が出てきました。
この情報はアメリカの腕時計専門メディアであるホディンキー(HODINKEE)から提供されており、
その記事の中で紹介された大谷翔平選手の腕時計は、グランドセイコーの「SBGJ217」ではないかとのことです。
グランドセイコーを着用した大谷翔平選手が記録破りのドジャース入団発表に挑む https://t.co/PgUf9pNEFZ
— Hodinkee Japan / 時計メディア (@HodinkeeJapan) December 20, 2023
今回は、グランドセイコー(GRAND SEIKO)ついてご紹介させていただきました。
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